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「土地査定」に関するコラム

農地の価格と土地利用

2013-07-10

農地の適正価格は一般的に決めるのが難しいと言われています。宅地であれば公示価格を基にして算定することが可能ですが、農業地の場合はもともと売買対象として考えられていないのか、売買の指標となるような数値はありません。まず、農地は農業委員会や知事の許可がないと売買することができません。宅地等に転用する場合も、同じく許可が必要です。土地を農地のまま利用するために譲渡する時に、相手が農業従事者でなければならないなどの制限もあります。
以上の条件も満たしたうえで、売買をしようとする時は当人同士の話し合いで決まることが多いです。どうしても、というのであれば農業委員会でその地域の水準を調べてもらうことは可能です。固定資産課税台帳などの土地の評価額や、地域ブロック毎に実勢調査し公表されているものを参考にすることも一つの手です。ただしこれも宅地などにおける適正価格というものにはならないので、最終的には売買人双方が納得する料金での取引となるでしょう。

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