課税評価額のための路線価で土地売却価格を見積もる

課税評価額のための路線価で土地売却価格を見積もる

2013-07-12

土地の売却を考えるとき、最も気になるのはどれくらいの価格で売れる見込みがあるかということでしょう。そのような時、たまたま近くの物件が別で出ていれば参考になるのですが、そう都合よく出ているとは限りませんし、調べるのも大変です。また、業者に聞けばある程度の目安は出ますが、そうなるとその後の業者の売り込み攻勢への対応も大変ですので、まずは自分で調べられる範囲で目星をつけたいというのは自然な考えです。そこで活用したいのが、公的に公開されている土地の路線価です。
これは、固定資産税や相続税の課税のための不動産評価額算出のために調べられている値で、全国の路線価が国税庁のホームページで公開されています。一般に、路線価は実勢価格より3割程度落ちるといわれるため、実勢価格は路線価の3～4割増と考えられる計算になります。もちろん、この計算は精度はあまり期待できませんが、最初の見積もりとしては十分でしょう。売却への見通しがついてから、業者に話を持っていくなどすれば、その時点でもう少し精度の高い見積り額が得られるでしょう。