「土地査定」に関するコラム
土地の相場と業者
2013-09-09
自己の所有する土地の売却を不動産業者に対して依頼することを考えるにあたって、私人であったとしても、土地の相場を調べることになりますが、土地の相場というのは、国土交通省が出している土地の公示価格というものを参考に決定します。そして、その相場というのは、土地の売却価格の参考になるものにすぎず、実際の売却価格となるわけではありません。 というのも、売却価格というのは、その土地の需要によって変化するものであるのに対して、その相場というのは、客観的な土地の値段にすぎないからです。つまり、土地の値段というのは、土地の需要が多ければ多いほど高額なものとなり、土地の需要が少なければ少ないほど低額なものとなるのです。さらに、売買価格は当事者間で自由に決定できますので、当事者の事情によっては相場よりも高い価格で決定されることがあります。とくに住宅地においては、土地の需要は多いために、相場よりも高額な売買価格が当事者間で決定されることが多いです。